ベンチかまど
新年あけましておめでとうございます!
屋我地エコツーネットです。
みなさまどんなお正月を迎えられたでしょうか?
今年も地味にコツコツ営業していきますので
皆様どうぞ、よろしくお願い致します。
そして、2019年。
「かまどベンチ」なる新施設が仲間入りしました!
もちろん、急に出来た訳でも、買ってきた訳でもなく、
年の瀬12月20日からちまちまと、人の手で積み上げたのです。
屋外キッチンがあると何かと便利ということで、
兼ねてから代表が欲しかったものだそう。
私たちは主にかまどとして利用する予定なので、
どちらかというと「ベンチかまど」でしょうか。
記録もかねて、どうやって作ったか書き残しておこうと思います。
【ベンチかまどができるまで】
・作業日数:半日×7日間(養生期間は含みません)
・作業人数:1人or2人(たまに3人)/日
・コンクリートの土台サイズ:90㎝×180㎝×厚み15㎝
・土台のコンクリートの割合(重さ): セメント1:砂利2:砂3(全部で25㎏のセメント1.5袋を使用)
・使ったレンガの数:74コ
・レンガの目地モルタルの割合(重さ): セメント1:砂2
(モルタル改良剤?的な白い粉も入れます!)
~コンクリート土台編~
①かまどを作る場所を整地して、少し(15cm位)掘る
②コンクリートを流し込むための型枠を設置
水平をとるため、型枠の内側か型枠の上端にマークをします。
手前側一辺だけ角の面取り用の棒も設置。
③いよいよコンクリ打設!その1
今回は79Lサイズのトロブネで土台全体の1/8ずつ、コンクリを作っては流し込む作業をしました。
(無理して一度に大量に作ると、腰が砕けます!)
半分の高さで一度作業休止し一晩養生。ここまでで大体半分の量のコンクリを使用。
<養生期間 ひと晩>
④土台の中に入れる金属メッシュを用意
土台の強度UP(ひび割れ防止)のため、金属のメッシュを入れます。
15×15㎝格子の半分錆びたようなものを使用。
⑤コンクリ打設!その2
金属メッシュを置いた上から残りの半分を打設します。
最後、土台短辺より長い木片を使ってコンクリ表面を均して終了。
木片をスライドさせる時は、少しだけ揺する感じにするとやりやすかったです。
<養生期間 約3日>
コンクリが固まっていたら、型枠はとってしまってOKです。
~かまど編~
①レンガの準備(養生期間に)
いくつか半分サイズのレンガが必要なので、グラインダー&タガネでレンガを割ります。
マークしたレンガの4辺にグラインダーの刃を入れ、
最後に残った中心部分をタガネで叩いて割ります。
カツン、と最後は結構簡単に割れます。(ちょっと楽しい!)
使うレンガは、積み上げる日の一日前から水に漬けておきます。
②冶具の準備(養生期間に)
今回、積み上げるための冶具をふたつ作りました。
(1)積み上げガイド的な木枠
→真っすぐ積み上げるためにはよかったですが、中央のモルタルを盛るときなど木枠のせいで作業しにくい場面もあり、あるのとないのとどちらが良いか疑問です。笑
使用する場合は、表面に剥離剤を塗っておくか、一段積み上げ作業が終わる毎に一度外すことをお勧めします!
(2)横目地モルタルを一定厚にするガイド
→こちらは間違いなく活躍していました。
簡単なものでよいので用意することをお勧めします!
今回使用したレンガは短い辺が10cmだったので、内外1cmずつ目地をへこませようと、幅8cm、高さ1cmのガイドを作りました。
③モルタルを置く
まずは土台の上、レンガが来るところに冶具(2)を使ってモルタルを置いていきます。
一度試しにレンガを並べ、位置をチョークなどでマークしておくとよいです。
一番下の段に空気穴があるので、その部分はモルタルを置きません。
※レンガの重みでつぶれるので、モルタルは硬めに作るのがよいです!
(耳たぶより気持ち硬いくらい?)
④レンガ積み上げ
レンガを置いていきます。
レンガ同士の隙間は縦目地分(今回は1cm)空けておきます。
1段分置けたら、水平器を使って全体の水平をとります。
高い部分はゴムハンマーでたたいて調整します。
⑤縦目地を埋める
全体調整が終わったら、縦の目地も埋めていきます。
私は不器用なので、結構難しかった..
⑥3段目まで、③~⑤を繰り返し
⑦モルタルの表面が乾いたら、濡れたスポンジでレンガの表面の汚れなどを取っておきます。
高さ調整の度、目地のモルタルが出てきたりするので、余分なモルタルはとってしまって目地も再度整えます。
<養生期間 ひと晩>
⑧5段目まで③~⑤を繰り返し!
⑨最後にも濡れスポンジでレンガをきれいにしておきます。
<養生期間 ひと晩>
だいたいこんな感じで完成です!
反省とその後..
一番上まで積み上げた後、ツアーが入っていたのをいいことに、数日放置していました。
その結果、積み上げガイドにしていた木枠がモルタルとくっついてしまい、ガイドをばらばらにしないと外せない事件がおきました。笑
積みあがったその日にでも外しましょう!
その後、上面に鉄筋を通し、よりかまどらしくなりました!
(鉄筋を通す位置は、グラインダー&タガネで切り欠きました)
へこませるはずの目地が、レンガの面とそろっていたり、むしろ出っ張っていたり、
よく見るといろいろアラがありますが、きっとかまどとしては問題ないはず。
早く火を入れて強度UPしたいです!
人のチカラと、文明の利器(特にミキサー車)のチカラとを痛感する、よい機会となりました。
*かまどベンチ:
通常はベンチとして使い、災害時にはかまどとして煮炊きに使えるというもの
大いに参考にさせてもらった滋賀県のHPです☟
http://www.pref.shiga.lg.jp/bousai/chiebukuro/kamado_about/index.html
屋我地エコツーネットです。
みなさまどんなお正月を迎えられたでしょうか?
今年も地味にコツコツ営業していきますので
皆様どうぞ、よろしくお願い致します。
「かまどベンチ」なる新施設が仲間入りしました!
もちろん、急に出来た訳でも、買ってきた訳でもなく、
年の瀬12月20日からちまちまと、人の手で積み上げたのです。
屋外キッチンがあると何かと便利ということで、
兼ねてから代表が欲しかったものだそう。
私たちは主にかまどとして利用する予定なので、
どちらかというと「ベンチかまど」でしょうか。
記録もかねて、どうやって作ったか書き残しておこうと思います。
ベンチかまど! |
【ベンチかまどができるまで】
・作業日数:半日×7日間(養生期間は含みません)
・作業人数:1人or2人(たまに3人)/日
・コンクリートの土台サイズ:90㎝×180㎝×厚み15㎝
・土台のコンクリートの割合(重さ): セメント1:砂利2:砂3(全部で25㎏のセメント1.5袋を使用)
・使ったレンガの数:74コ
・レンガの目地モルタルの割合(重さ): セメント1:砂2
(モルタル改良剤?的な白い粉も入れます!)
~コンクリート土台編~
①かまどを作る場所を整地して、少し(15cm位)掘る
②コンクリートを流し込むための型枠を設置
水平をとるため、型枠の内側か型枠の上端にマークをします。
手前側一辺だけ角の面取り用の棒も設置。
③いよいよコンクリ打設!その1
今回は79Lサイズのトロブネで土台全体の1/8ずつ、コンクリを作っては流し込む作業をしました。
(無理して一度に大量に作ると、腰が砕けます!)
半分の高さで一度作業休止し一晩養生。ここまでで大体半分の量のコンクリを使用。
<養生期間 ひと晩>
④土台の中に入れる金属メッシュを用意
土台の強度UP(ひび割れ防止)のため、金属のメッシュを入れます。
15×15㎝格子の半分錆びたようなものを使用。
⑤コンクリ打設!その2
金属メッシュを置いた上から残りの半分を打設します。
最後、土台短辺より長い木片を使ってコンクリ表面を均して終了。
木片をスライドさせる時は、少しだけ揺する感じにするとやりやすかったです。
<養生期間 約3日>
コンクリが固まっていたら、型枠はとってしまってOKです。
整地。カニの穴を埋めました.. |
コンクリを練る |
~かまど編~
①レンガの準備(養生期間に)
いくつか半分サイズのレンガが必要なので、グラインダー&タガネでレンガを割ります。
マークしたレンガの4辺にグラインダーの刃を入れ、
最後に残った中心部分をタガネで叩いて割ります。
カツン、と最後は結構簡単に割れます。(ちょっと楽しい!)
使うレンガは、積み上げる日の一日前から水に漬けておきます。
レンガを半分に |
レンガを水に浸すこと一晩 |
②冶具の準備(養生期間に)
今回、積み上げるための冶具をふたつ作りました。
(1)積み上げガイド的な木枠
→真っすぐ積み上げるためにはよかったですが、中央のモルタルを盛るときなど木枠のせいで作業しにくい場面もあり、あるのとないのとどちらが良いか疑問です。笑
使用する場合は、表面に剥離剤を塗っておくか、一段積み上げ作業が終わる毎に一度外すことをお勧めします!
(2)横目地モルタルを一定厚にするガイド
→こちらは間違いなく活躍していました。
簡単なものでよいので用意することをお勧めします!
今回使用したレンガは短い辺が10cmだったので、内外1cmずつ目地をへこませようと、幅8cm、高さ1cmのガイドを作りました。
木枠を作成.. |
黄色い板がガイドの木枠です |
③モルタルを置く
まずは土台の上、レンガが来るところに冶具(2)を使ってモルタルを置いていきます。
一度試しにレンガを並べ、位置をチョークなどでマークしておくとよいです。
一番下の段に空気穴があるので、その部分はモルタルを置きません。
※レンガの重みでつぶれるので、モルタルは硬めに作るのがよいです!
(耳たぶより気持ち硬いくらい?)
④レンガ積み上げ
レンガを置いていきます。
レンガ同士の隙間は縦目地分(今回は1cm)空けておきます。
1段分置けたら、水平器を使って全体の水平をとります。
高い部分はゴムハンマーでたたいて調整します。
⑤縦目地を埋める
全体調整が終わったら、縦の目地も埋めていきます。
私は不器用なので、結構難しかった..
⑥3段目まで、③~⑤を繰り返し
⑦モルタルの表面が乾いたら、濡れたスポンジでレンガの表面の汚れなどを取っておきます。
高さ調整の度、目地のモルタルが出てきたりするので、余分なモルタルはとってしまって目地も再度整えます。
<養生期間 ひと晩>
⑧5段目まで③~⑤を繰り返し!
⑨最後にも濡れスポンジでレンガをきれいにしておきます。
<養生期間 ひと晩>
だいたいこんな感じで完成です!
反省とその後..
一番上まで積み上げた後、ツアーが入っていたのをいいことに、数日放置していました。
その結果、積み上げガイドにしていた木枠がモルタルとくっついてしまい、ガイドをばらばらにしないと外せない事件がおきました。笑
積みあがったその日にでも外しましょう!
その後、上面に鉄筋を通し、よりかまどらしくなりました!
(鉄筋を通す位置は、グラインダー&タガネで切り欠きました)
へこませるはずの目地が、レンガの面とそろっていたり、むしろ出っ張っていたり、
よく見るといろいろアラがありますが、きっとかまどとしては問題ないはず。
早く火を入れて強度UPしたいです!
人のチカラと、文明の利器(特にミキサー車)のチカラとを痛感する、よい機会となりました。
*かまどベンチ:
通常はベンチとして使い、災害時にはかまどとして煮炊きに使えるというもの
大いに参考にさせてもらった滋賀県のHPです☟
http://www.pref.shiga.lg.jp/bousai/chiebukuro/kamado_about/index.html
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