マングローブの育て方

こんにちは、屋我地エコツーネットです!
沖縄はすっかり春?という気温になってきました。
いかがお過ごしでしょうか。


今回は、今更ながらマングローブの育て方についてまとめてみようと思います。
ここでは、屋我地島でよく拾える(そしてお土産屋さんにはあまり出回らない)オヒルギで説明します。
お家で育てよう!という方の参考になりますように..


①種(苗)をひろう

いきなり余談から入りますが..実は種ではありません。笑
発芽しているので苗に近く、少し難しいことばになりますが、実生苗(みしょうなえ)とか胎生芽(たいせいが)と言われたりします。

時期的には夏~秋に多く地上に落ちますが、オヒルギでは一年を通して拾えることが多いです。
国内では鹿児島以南にしかないはずなので、周りに落ちていない方はぜひ沖縄へ遊びに来てください!
発芽確率の高い苗の特徴は、つまんでみてしっかり硬さのあるもの、また15~20cm程に成長しきったもの。また、ガの幼虫が入った跡がないかもチェックします。(幼虫の痕があっても、発芽しないというわけではありません。幼虫が出た後なら、家に持って帰った後に幼虫が出てくる心配もないです。)


②コップに活ける

植木鉢のように水抜き穴がある必要はありません。
お水がたまる容器をご用意ください。
お水は苗の長さの1/3~半分くらいまでいれます。
※水道水でOKです!
※上下間違えないようにします!


③設置

明るい窓辺(室内)がよいと思います。
日光とお水と、程よい暖かさがあればいずれ芽が出てくると思います。
気温的に本州では室内観賞用になります。

④お好みで

ちょっとずつ根がでて、芽も伸びてきたら、カラーサンドなどに植え替えて楽しむことも出来ます。
この場合、苗の1/3~半分位を砂に埋めます。(ここでも植木鉢ではなく、水のたまる容器です)
旅行に行くときは、砂の上にお水の層ができるくらいたっぷりとお水を注ぐだけ。
お世話はとても簡単です。

もし水槽があれば、お魚と一緒にしてもいいかも知れませんね!
私も自宅でオヒルギ&タイワンキンギョ(トウギョ)のコラボレーションをしています!


日々のお世話は?

・お水が悪くならない程度、また水に浸かっている部分がヌメヌメしない程度にお水を替えます。
・環境の変化に弱いので、日当たりや気温が極端に変わる移動は避けます。
・葉っぱにホコリなどがたまらないよう、時々水をかけるか拭いてあげます。


よくある質問

なんの変化も起きません...!

沖縄から寒い場所に持ち帰った場合、特に芽が出るまで時間がかかると思います。
室内の暖かくて明るいところに置き、長い目で見守ってあげてください!
苗が腐らない限り望みがあります。
(苗が黒くなってきたり、柔らかくなってしまった場合は腐ってしまった可能性が高いです..新しい苗を拾って再チャレンジしましょう)

海水じゃなくていいの?

水道水がいいです!
マングローブの仲間が海水のある場所に落ち着いたのは、陸上のほかの木が生きられない場所でたくさん日光をあびるためのようです。
どうにか塩水に耐えらえるよう工夫を重ねて生きています。塩が濃すぎると生きられないので、海の真ん中ではなく河口や塩分濃度の低い場所に生えています。
なので、家で育てる場合には、わざわざ塩を入れなくても大丈夫!
むしろ塩水を与えていると水分だけ蒸発して段々塩分濃度が高くなってしまうこともあるので、水道水を与えましょう。

屋我地島でみたオヒルギみたいに大きくなったらどうしよう?

実際に何十年、何百年と実験した人はいないと思いますが..笑
今のところ、小さい入れ物で育てた場合それなりの大きさにしか育ちませんので、心配せずに育ててください!盆栽と同じと思ってください。


他にもわからないことや質問がある場合は、お気軽にご連絡ください!
(このブログのコメントでも、HPのお問い合わせでも構いません)

お家でマングローブライフ、ぜひぜひお楽しみください~!

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